2011年2月4日金曜日

シドニーの洗濯事情

シドニーの洗濯事情は意外と面倒です。

まず、アパートを借りている場合、洗濯スペースを他の住人と共有しないといけない場合があります。物件の下見の時には要チェックです。
洗濯機や乾燥機は自分で買って持ち込みですが、アパートの外にある洗濯スペースにそれを置いて洗濯の際は毎回そこに行ってやります。
つまり自分のアパートの中には洗濯のスペースがないということです。
私は洗濯は絶対に自分のアパートの中でやりたかったので、洗濯機を置くスペースと洗濯機用の水道がきちんと設備されているアパートをえらびました。

さらに基本的にシドニーのアパートではベランダがついていてもベランダに洗濯ものを干してはいけないというルールがあります。これはまったく干してはいけないということではなく、ベランダの柵より上、つまり外から見えるところに干してはいけないということです。なので、背の低い物干しラックを買って干すのはOKです。
ベランダに干せない大きなもの(シーツなど)はアパートの敷地のどこかに必ず住人が自由に共有できる物干しスペースがありますので、ベランダがない場合や、大きいものを洗濯したときなどはここで干せます。もちろん、なんでも干していいですが、女性の下着や、お気に入りの服はきちんと目の届くところに干したいので、ベランダや室内に干しています。物干しスペースまで行くのが面倒だということもありますが・・・。得意げ

さて洗剤ですが、洗濯機の種類によって分かれます。TOP LOADERとFRONT LOADERです。
TOPは上から洗濯ものを入れるタイプの洗濯機で、FRONTはドアが前面にあるやつです。コインランドリーの乾燥機みたいなのですね。
で、私は洗濯洗剤は液体しか使いません。粉のは固まりやすく溶けにくく、洗濯ものの表面に残りやすいと聞いたので、まだ使ったことはありませんが、粉のほうが大きいし、安いです。液体のはお徳用みたいのがないので、大きいボトルを買ってもすぐになくなる気がします。粉洗剤のほうが種類も多いですし・・・。
そして私が一番困ったのが、ドライマークがついたデリケート素材のものを洗う時です。
日本ではアクロンとかエマールとかおしゃれ着洗いがありますが、オーストラリアではそういうのはまだ見たことがありません。「デリケート」と書いてある洗剤は見ますが、「ドライマークも洗える」という類のはないようです。
しかしさすがにウール大国の隣国だけあってウール洗剤というのはいくつか見つけました。
デリケートもウールも洗える洗剤で、earth choiceというメーカーの洗剤があります。洗っているときにユーカリのにおいがしますが、乾くとほとんどしないです。今のところこれでデリケートのものを手洗いしてます。

柔軟剤もいろんな香りがありますが、私は日本でダウニーをずっと使っていたので、オーストラリアの柔軟剤の香りにはまだ慣れていません。ちなみにこっちにはダウニーはないです。もしかしたら輸入してるのかもしれませんが、普通のスーパーにはおいてません。ダウニーみたいな甘いにおい系がこっちは少ないような気がします。fluffyとかsnuggleというメーカーが種類が多いです。ホームブランド(スーパーのブランド)でも柔軟剤は色々あるので柔軟剤を買いに行くとしばらく棚の前でいろんなボトルを開けてくんくんにおいをかぎまくってます。それもなかなか楽しいです。ただ柔軟剤は乾いた時の香りとボトルを開けた時の液体そのものの香りが違っていることがあります。基本の香りは変わりませんが、なんというか・・・・液体のほうがにおいがきついですよね。正直あまりいい香りではないというか。

私は個人的に柔軟剤はお勧めです。シドニーは夏はかなり乾燥していて、半日あれば室内でも洗濯ものが乾きます。外に干しておいたりすると、パリパリというかごわごわに乾いてしまいます。柔軟剤を使うとそれが改善されるので、私は頻繁に使っています。ジーンズとかはごわごわになるとたたみにくかったり着るときに大変なので・・・。

あと、色ものに使える漂白剤(酸素系漂白剤)もたくさんあります。これも粉のタイプと液体スプレーのタイプがあります。スプレーはシミやシャツの襟元などに直接スプレーできるので便利です。

これも色々なメーカーがあるので色々試してまたここに書きたいと思います!

2011年2月1日火曜日

仕事の探し方

最初の記事で書きましたが、ワーホリにきて(ワーホリに限らずですが・・)仕事を探すとなると、ほとんどの人がワーホリ向けの日本語サイトを利用します。たくさんの求人情報があり、日本語で検索できるのもあり、とても便利です。日本人向けのフリーペーパーなどにも求人広告が載ってますが、サイトのほうがたくさん載ってますし、検索もできたりするので便利です。

ローカルの仕事を探すのには英語力が必須です。レベルは仕事の種類にもよりますが、少なくとも自分の同僚とコミュニケーションできるぐらいは必要でしょうね。ただし、時給はわるくないことがほとんどです。
ローカルの仕事を探すのは地元の新聞、お店にある求人広告(「ウェイトレス募集!」みたいの。)、お店に直接履歴書を持っていく、メールや電話で求人を探す、それぞれのお店や会社のオフィシャルサイトで応募する・・・があげられます。
まず、手っ取り早く求人情報が手に入るのは新聞やオフィシャルウェブサイトでしょう。オーストラリアでは、デパート、洋服のお店やギフト用の小物を売っているお店、大きい本屋さんなどはみなオンラインでバイトの応募をします。
お店を回って直接履歴書(レジュメとかC.V.と呼びます)を持っていく時の気持ちの持ちようは「数打ちゃ当たる」です。私は今回の職探しで合計で20か所以上のところに履歴書を持って行きましたが、連絡をもらえたのは1.2箇所です。ほとんどのお店は「今は新しい人は雇ってなくても履歴書を置いてってくれればいつか連絡するよ。」といって履歴書を受け取ってくれます。でもほとんどのお店はそのまま連絡をくれません。でもめげてはだめです!
履歴書だけではその人がどういう人かわかりませんし、今新しい人を雇っていなければ連絡も来るはずがありません。だから何か連絡があればラッキー☆くらいの気持ちで探し続けましょう。
お店に履歴書を持っていくときはAvailability(アヴェイラビリティー)もきかれることがあります。これは出勤できる日、時間帯のことです。
オーストラリアではお店は普段は夕方5時位にしまってしまいます。ホームセンターや酒屋さん、スーパーなどは遅くまでやってますが、それでも7時で閉まってしまう感じです。でも木曜日はどこのお店も遅くまで(夜九時くらいまで)やっています。なので木曜日に遅くまで働けるというのが重要視されます。

私は最初に書いたワーホリ向けの日本語サイトも利用しました。
日本語教師のアシスタントや、エステの事務雑用、留学カウンセラーなどの仕事に応募しましたが、Emailの返事をくれて、面接までこぎつければいいほうで、メールの返事すらもらえないことも多いです。これはローカルでも同じですが、日本のように親切に「現在は募集はしていません」とか「今回はご縁がなかったということで」とメールが返ってこないのは珍しいことではありません。
面接にこぎ着いても時給がものすごく安かったり、労働条件が悪かったりだったので、私は個人的には日本語サイトは利用するのをやめましたし、信頼していません。
日本語サイトもローカルもそうですが、ワーホリや英語のよくわからない人よものすごく安い時給で雇って働かせる場所はたくさんあります。気をつけましょう!!

最初の記事で書いた面接は順調にいきました。でもサイトを見つけてダメもとでの面接だったので、案の定向こう側に特に今あいてるポジションはないと言われてしまいました。でも「君に興味があったから一度会ってみたかった。」「知り合いになれてとてもよかった。他の同僚にも君が力を発揮できるような職場があるか聞いてみるよ。」と言ってもらえたので無駄じゃなかったなと思いました。そして美味しいLindt(チョコレートメーカー)のカフェでミルクシェイクをおごってもらえたのでさらによかったですニコニコ本当にとてもいい人でした。

そして今は、仕事が見つかり、二日前から働き始めました。
これは近所の大きいショッピングセンターで履歴書を配って電話をいただいたお仕事です。
日本のお土産(きれいな漆の器とかお箸とか色々)が売ってるチェーンのお店が同じ店内で寿司バーを始めるというので、そのウェイトレスにとして働き始めました。本当はジャパレス(ジャパニースレストラン)は嫌だったんですが、時間帯がよかったので、とりあえず無収入よりましという気持ちで始めました。
ジャパレスは時給がいいところもありますが、多くが低い時給で雇っているので嫌だったのですが、ここはきちんとしたお土産屋さんの延長だったので、ある程度しっかりしているかなと思ってます。
時給は高くないし、給料明細が出ないけど、今はまだこれでいいか。と思ってます。給料明細ってそんなに大切?と思うかも知れませんが、実はいろいろな事に必要なんです。これはまた別の記事にします。


ワーホリでは6カ月以上同じ雇用主のもとで働けないので、最低でも一年に2つの仕事を経験しなければなりません。

これもトリックで、「同じ雇用主」のもとで働けないので、同じ系列の会社でも雇用主が違えばいいと聞いたことがあります。
まぁ、ワーホリの目的は労働力の輸入ですから、たくさんの場所で働いて、いろいろな経験を積めるのもこの時だけではないでしょうか?家族ができたり、子供ができたりして、安定性が必要な時にコロコロ職を変えるのはすこし勇気が要りますし、収入や職場の条件があう仕事がすぐに見つかる保証はどこにもないので、若くて身軽なうちにいろんな職業を経験するのはいいことだと思います。

オーストラリアでは転職は日本ほどマイナスなイメージはない様です。くりぴこのお父さんもくりぴこが産まれるまでは会計士でしたが、息子の誕生をきっかけに額縁屋さんになりました。

会計士から額縁屋かい!

とつっこみたくなるくらいジャンルが違いすぎますよね。

お父さんに聞いてみました。

Chewy: 職を変えるときは不安じゃなかったですか?

パパ: うん、少しはね。収入が減るのは目に見えてたからね。でも家族中心に考えたかったから。

Chewy: 悔いはないですか?

パパ: 妻とは息子が生まれるまでは共働きで、貯金もあったからそこまで心配はしなかったな。息子が大きくなるのを手伝いたかったんだ。それが出来たから悔いはないよ。

だそうです。日本のパパからはなかなか聞けないことばかりですね。

というわけで、転職や仕事を探すときにオージーと日本の価値観が違うなと感じるのは、

仕事をするのは、自分のため。お金が必要だから。仕事をするときは一生懸命だし、会社のことを常に考えているけど、仕事のために自分の個人的な生活や時間を犠牲にするのはしたくない。
仕事の条件が合わなくても、多少は妥協する。でも結局仕事は自分のためにするものだから、無理やり自分を合わせたりしない。
そして有給やホリデーはきちんともらえるだけもらう。それが労働者の権利だから。

なんとも理想的です。
すべての労働者がこのように考えられるとは思いませんが、オージーは基本的にこう考えています。

なので仕事はまじめに、でもなにが大切なのか見極めながらバランス良く働けるといいですね。

ネット万歳

今日やっとこさネットがつながりました。おめでとー!クラッカー
実は新居に引っ越してからもう2週間もネットなしで過ごしてました。

オーストラリアでも携帯でウェブ見れます。でも私の携帯はプリペイドなので携帯自体は対応しててもウェブブラウズができません。おそらくできるんでしょうが、そうするとプリペイドのクレジットをドカン爆弾と一気に使ってしまうので、携帯はテキスト(日本のauのCメールみたいなショートメール)と通話専用です。
それはともかく、最近はなんでもネットです。銀行とか学校の住所の変更届けとかも全部オンラインですね。
日本だと、まだまだ特別な用紙に判を押したり、実際に窓口でしか住所変更できないことって結構多いので、こっちにきてなんでもオンラインなのでなんかちゃんとできてるか不安になるときがあります。
こっちは戸籍や住民票みたいのがないので、お役所の届け出がないのは便利です。

さて、新居にお引っ越しが完了し、ずいぶん落ち着いてきました。
もともと私もスーツケース二つぐらいの荷物しかなく、くりぴこも荷物が少ない人なので、引っ越しの日のうちにダンボールは詰め替え完了。ベッドはくりぴこの両親のお友達(だったと思う)からあまり使わないうちに不要になったベッドをただでいただきました。コーヒーテーブル(居間のソファの近くにあるテーブル。日本で言うちゃぶ台。)、ソファ、テレビ台、スタンド姿見、ドレッサー、収納机、ダイニングテーブルはチャリティーストアで購入。破格のお値段でした。コーヒーテーブル、姿見、ドレッサー、テレビ台が合計170ドル!しかもみんなアンティークで素敵!使い古した感じや、汚れ(といっても掃除すればきれいになる汚れも多い)が気にならなければチャリティーストアのもののほうが、下手に新品の安い家具を買うより長持ちすると思うんです。というか、チャリティーストアのものはもとのお値段がかなりいいものがほとんどで、それが不要になった人が寄付してくれたものをかなり格安で売って、収益がチャリティーに行く仕組みになっています。くりぴこのおじいちゃんがなくなったときも家具をチャリティーストアに持ってったそうです。ということは、やはり家具そのもののもともとのお値段はきっと高かったはず。それを格安で買えるのでとても助かりました。
冷蔵庫、洗濯機、テレビは引っ越して一週間で揃いました。引っ越しの前にネットで頼んだんですが、到着がずいぶん遅かったです。冷蔵庫なしっていうのはなかなか厳しかったですね。あと洗濯機。実家では自分のものの洗濯しかしなかったので、洗濯かごがすぐにいっぱいになってしまうのはちょっとストレスがたまります。あと、引っ越しに付き物なのは新しいタオルやシーツ。家具は中古でもタオルなどが中古ってことはあまりないと思いますが、タオルなどをはじめてつかうときは洗ってからですよね。お店で誰が触ったかも知れないものですし、何より水を吸わない・・・。タオルの意味なし!なので、洗濯機は意外とすぐに必要です。
テレビはなくても生きていけます。でも私は引っ越ししてずっとプー太郎だったので毎日家に引きこもり状態。外の世界で何が起きてるかもわからなかったので、テレビが来たときは嬉しかったですね。新聞をとってないので、テレビの存在は大きいです。そしてくりぴこがスポーツ観戦もするので、やっぱりオージーライフにはテレビは欠かせない。だから肥満大国なのか・・・?

とにかく今日はインターネットがつながり、電話がつながり、くりぴこが職場のインターネットで買ったDVDプレーヤーが届き、幸せです。
この2週間、たくさんのことが起きました。いっぱいアップすることがあるので、カテゴリを分けて、いくつかの記事を書くことにしました。今晩でどれだけ書けるかわかりませんが、頑張ります。アップ