2011年8月4日木曜日

救急車 2

はい、それでですね、次の日の夜になりました。

夜ごはんを食べました。

しばらくすると腹痛がありました。
「やっぱりな。」とは思ったのですが、ちくちく痛いのから段々激痛に変化していき、しまいには床でのたうちまわってたので、くりぴこがタクシーを要請。しかしいつまでたっても来ないので、タクシーキャンセルで救急車要請!

あ、またかーーー!と思いましたが、おなか痛くてそれどころじゃない!!

救急隊員が来ると「うん、病院行こう!」ってことになり、またもや過呼吸気味の私はマスクをつけられ、救急搬送!

病院に着くと血圧を測られたりなにやらかにやらされました。
熱を測るときに体温計を口に突っ込まれたんですが、ぐぐっと奥まで入れられて痛かったっす・・・。
しかも喉を診てもらったときは「あなた何食べてたの?!」と聞かれ「?」と思っているとどうやら夜食べたのど飴で口が黄色くなっているとのこと・・・。なんだよ、ビビったじゃんか!とか思うんですが、いやー、それにしても超痛い!!!おなか痛すぎ!!!!!

私は悪い悪い病気にかかって外国の地で短い命を終えるんだわ・・・・なんてちょこっと考えてみましたが、いや、とにかく今のこの痛みをどうにかしてくれ!って感じで涙目。なんか見るも無残な姿!

診察室に行くと問診と採血。

ああ、また採血・・・・・・。

先日の採血気絶事件を思い出しながら、「今夜はベットの上での採血だから気絶しても大丈夫」なんて意外に冷静な自分がいるのでした。
でもおなかが痛いのがすごすぎて採血なんか屁の河童!

採血後に痛み止めと胃酸を抑える薬をもらいました。

そして採血が終わるとドクターは「じゃ、これにおしっこだしといて!」といってふた付きのクリアケースを手渡してどこかへ行ってしまいました。

「え?てか『トイレはこちらです』とかないの?え??もしかしてここでしろってこと??!」

むーーーーーー・・・。仕方ない。

くりぴこに見張ってもらいながらこっそり診察室で採尿。

それも終わると採血の結果が出ました。早っ!!!
するとドクターは「お酒は飲みますか?」と聞くので「あまり飲みません。最近はほとんど飲んでません。」
「違法ドラッグやってますか?」  「ええ?!やってないです!」
「抗生物質飲んでますか?」  「二週間前まではのんでましたけど・・・」

なんだこのランダムな質問ーー?!

と思っていると、検査結果によるとどうも肝臓の炎症がすごいのだそうで、抗生物質の摂取やドラッグ、お酒の飲みすぎが主な原因なのだそうです。

でも私はどれでもない・・・。
も、もしや!私は不治の病なのですか?!!!と悲劇のヒロインになりかけたとき、
「ウイルス性の炎症だと思われます。」

う、ウイルスですか???

どうもドクターによるとずっと続いていた咳も腹痛もウイルスでしょう。とのこと。

えーーー!そうだったんかーー!

と思っていたら、なんだかふらり。頭がふらり。体がふらり。なんかほわほわした感じがしてきてぐったりしたいような、でも体も頭もほわほわモードという不思議な感覚に襲われ始めました。
極度に疲れたような、でもそれでいてハイになってる感じ。
まあ、深夜すぎだし、疲れてるんだな、私。くりぴこも仕事とかで疲れてるだろうに。。。ごめんね、ありがとー。とはっきりしない頭で考えていると、

「あ、あとさっきの痛み止めモルヒネ系だから、強いわよ。」とドクター。

もー、雷に打たれた感じでしたね。今まで虚弱体質ではあったが、大きな病気も特になく、手術はおろか、入院すら骨折すらしたこともない私がモルヒネのお世話になるとはーーーーー!!!!ガビーン!って感じ。
でもやっぱり頭はふらふら、ほわほわ。なんか幸せな感じ。
どうりで市販の薬で抑えられなかった痛みが消えているわけだわ。

採尿結果も特に異常はなく、モルヒネ系の痛み止めを何回分か処方してもらい、帰宅。
むーー。モルヒネでハイなのも悪くないな・・・。なんてのんきなことを考えながら(だって頭プリン状態なんだもん)床に着きました。

後から聞いた話では、あの薬の直後からわけのわからぬことをしたり意味不明な言葉(もしかしたらくりぴこの知らない日本語かロシア語かも)を言ったりしていたそうです。本人の記憶にはもちろんないのでした。

その日は帰宅でしたが、肝臓をきちんとチェックしないといけないとのことで、次の日の朝、もう一度同じ病院で肝臓の超音波をやりました。

結果。。。脂肪肝!!

ぎょえーーー!私肥満じゃないし、食生活だって気をつけてるのにーーー。
「肝炎の疑いもある」とか言われちゃうしー!

結局、心配事は減らないのでした。

続く