2011年10月10日月曜日

方耳聞こえるってことは方耳聞こえないってこと その逆もしかり

前の記事でも書きましたが、私方耳聞こえません。10歳のころにおたふく風邪で方耳が聞こえなくなりました。そういう人ってほんとうは結構多いですね。実家の近所の女の子もそうだって言ってました。
当時はお医者さんが言うには「熱で耳の神経細胞が死滅したので手術しても治りません」ということだったらしい。母はだいぶショックだったでしょう。一度だけ母が私の耳のせいで泣いてるのを見たことがあります。私は方耳が聞こえなくなっても幼さのせいでそれがどれだけ大変なことかってわかってなかったので、「私は大丈夫なのに、おかあさん、どうして泣いてるの?」って思った記憶があります。私も方耳生活慣れました。もう10年もこうですし、子供のころの順応力ってすごいもんです。

今回結構重いテーマです。長いと思います。なので、あの。。。いやだったらここで読むのやめていただいて構わないです。(・_・;)

「方耳あるんだからいいじゃん」っていう人いるんですけど、両目で見るのが当り前な社会で片目で物を見るって不便ですよね?両手使えるのが当たり前な社会で片手で生活するのって不便ですよね?両耳聞こえるのが当り前な世界で方耳で生活するのも不便ですよ。私は10歳のころからこういう状態になったので、もうずいぶん慣れましたが、やはり音のする方向をつかむのが本当に苦手です。誰かが呼んでるけど、どこからかわからない。何かがなってるけどどこかわからない。車の音がするけどどの方向から来るのかわからない。こういうことはしょっちゅうです。車にひかれそうになったこともしばしばです。(ひかれたこともありますが軽症で済みました)

「方耳聞こえないの?かわいそうね。大変ね。」っていう人には「いえ、まだ片方あるんで会話も普通にできるし大丈夫です」っていうんですが(強がりではないつもりですが)、やっぱり二つあるべきものが1つしかないと結構不便。じゃあ全聾のひとはどうなるとか言われたら、聾は聾の文化がある!って言ってますけどね。耳が聞こえないとか目が見えないとかってある意味個性です。そういうものなんだ。って。生まれたときからそういうもんだと本人はおもってるんだから、不便とか可愛そうじゃないんだって。でも両耳聞こえてた人が大人になってある日いきなり聴力を失ったり方耳で生活することになったりって結構不便だと思います。だって本人はあるはずのものがない!って思うわけですから。それに社会は五体満足で障害のない人を中心にできてますから、電車の車内アナウンスが聞こえない(生まれつきの聾者はその存在すら知らず、補聴器や聴者から聞いて初めて気づくものです)とか不便だなって思うのは音を失う前の世界を知ってる人だけです。そういうひとって聾文化と聴文化の間に挟まれてどちらにも溶け込めない中途半端な感じになってしまってつらいだろうなって思うんです。体は聾者だけど、聾文化で育ってないから気持ちは聴者。それって苦しいと思うんです。結局聴者に負い目をおったりしながら生きていく精神的な苦痛って大きいんだろうなって考えます。

自分は普段「まだ方耳あるじゃん」って思うようにしてます。職場とかでも「あの、聞こえないほうから話しかけるときは大きな声で、もしくは肩を叩いてくださいね。無視してるわけじゃないんですけど、聞こえてなかったりすることもあると思うんで、そういう時はごめんなさい。」って先にいっちゃいます。あとから「無視した」とか誤解されるのいやなので。
もうそういうのもだいぶ慣れました。それでもたまに道を歩いてて聞こえないほうからおばさんとかに「どいてっていってるでしょ!!むかっ」とか怒鳴られてしまうこともあり、そういう時はちょっと凹みます。結構凹みやすいんです、私。www 中途半端に聞こえるもんだから「方耳聞こえないんです!」とか反論もできずに。。。しょぼーん。

こういうことはシドニーでもあります。いじわるなお姉さんの視界の妨げになっていたようで、私が「あ、すいません」ってどいた後も執拗に肘でつつかれて嫌な思いをしたのが今でもトラウマです。「あんたが聞こえないほうから来たのが悪いんじゃー!(八つ当たり?)こっちは聴覚に障害があるんじゃーー!」と今更怒っても、時すでに遅しですね。でももし私が全聾で手話で会話してたり補聴器つけてたらそんなに意地悪をしなかっただろうなって思ってしまったりします。聴覚障害は目に見えないので聴者と区別がつけにくい。だからこそ聴導犬や補聴器に頼る(外見的に)人がいるのもうなずけます。こういう目に見える”サイン”に頼らないのがいいとか頼ったらいいとかそういうものではなくて人それぞれのニーズでいいと思います。聴者に囲まれる状況で補聴器をつけるのが自分にとっていいと思えたらつければいい。私の周りには理解ある聴者や聾者がたくさんいて助けてもらってるから聴導犬なんかいらないって思ったら、いらないです。
ちなみに私が小学校を卒業するときは卒業スピーチで「耳の聞こえない人を助ける聴導犬のトレーナーになりたいです!」って宣言したなぁ・・・。

でも現在の時点では聴者と社会をともにすることが多い私。日本では半難聴は聴者とみなされます。実際聾者でも「方耳でも聞こえたら聴者よ」って言う人多いです。確かに聞こえるって時点で聾ではないし、聾文化でも育ってないですから聾だとは言えないです。

でも健聴者と同じ扱いを受けるとハードルが高すぎるときも多々あります。
ちなみに高校と中学の私の夢は国連などの同時通訳でしたが、方耳ヘッドホンでA言語を聞いて同時にB言語に訳していくのをもう片方の耳で自分で聞くのは私には無理だったのであきらめました。高校の英語の先生にも「あなたは同時通訳とかできるわよ。ぜひトライしてみなさい。」って太鼓判押されたのを「私、方耳ヘッドホン使えないんで無理です。」ってあっさり断って先生が驚いてました。
あと電話で誰かと会話しながら自分のそばにいる人の用件を伝えるのとか仕事で要求されるのがあった時にも困りましたね。「私、受話器をとったら受話器の声しか聞こえません」っていうのがちょっと勇気要りました。でも別にそれって生きるか死ぬかの話じゃないし~と適当にすり抜けてきた私。ここで立ち止まって考えると制限が課されていることに気づきました。障害というより制限。健聴者とちょっと違うだけでこんなに差が出るんだなと実感しております。しかも目に見えてわかるものじゃないから誤解されるのも多いです。

でも方耳でも聞こえない以上、聴覚障害者であることには変わりなく、健聴者との聴力とは明らかに差があるのですからこういう人だって理解が必要です。政府にだって一般の人にだってわかってほしいしフォローだってほしい。ほしいというか必要なんだなって思うんです。

聾=聴覚障害ではない。おじいちゃんが耳が遠くなってるのも聴覚障害だし、方耳聞こえないのも聴覚障害だよ!!と声を大きく言いたいのです。
自分の持っている障害をひけらかすつもりはありませんが(そもそもあまり障害という自覚がなく、不便~くらいな感じです)それなりにケアが必要な分、多くの人にも聴覚障害の本当の意味を知ってもらいたい。聞こえる・聞こえないの両極端の間をうろうろする人が世の中にはたくさんいます。私もその一人だと思ってます。
聾者より聞こえるけど健聴者ほど聞こえない。それってみなさんどうだと思いますか?
私は聞こえないなら聞こえないか聞こえるなら聞こえるでどっちかならよかったなぁとか思います。でも現状に日々不満を持って生きてるわけじゃないですよww たまーに思うくらいです。

手話だって本当に素敵な言語だと思うし、特に先日のプー太郎な私の読書の件で書いたように私の頭は文字よりビジュアルで考えているようなので、手話だとズバーって直接的に入ってきてわかりやすい気がするんです。
かと言って私が全聾だったら英語もロシア語もマスターできずにいただろうと思うとそれはそれでいやだな。。。とか思ってみたり。音声言語だって響きがあって美しいさ!

将来BAHAとか使って両耳で聞こえるように(それに近い感覚に)なったらステレオってどんな感じか聞いてみたいなぁラブラブラブラブあと未来科学館でみた、スピーカーは一つなのに音がいろんな方向から聞こえるってやつも体験してみたい!あれで悔しい思いをしたのでww 「私にはわかんない!!むかっ」とかいってプンすかしてましたwwくりぴこは「僕はわかったけど、そんなに面白くない」とフォローしてくれてましたが、いや、私は意地でも聞きたい!!聞いてから「面白くなかった」って言ってみたいんじゃーー!!(ちゃぶ台返し。)

AUSLANを学ぶには

久しぶりのAUSLAN記事です。キャンディー

さてChewyは地元のコミュニティーコース(日本で言う自治体運営の手話講座みたいなの)に通ってAUSLANを勉強しました。まだまだ修行中ですが。
コミュニティーコースは場所によっても違うのかもしれませんが、まずAUSLAN1とAUSLAN2に分かれます。これは本当に初心者向けのもので、勉強というよりAUSLANってどんなの?どういう感じで手話するの?というのを扱っています。もちろん指文字や単語もたくさん習いますがこれで会話ができるレベルにはなれません。センスのいい方(日本手話や他の手話を勉強されてある程度流暢に話せる方)などは限られた語彙でも指文字やジェスチャーを駆使してコミュニケーションを図ることはできます。

内容としては

AUSLAN1では指文字、自己紹介、簡単な単語(食べ物や家族)などを勉強し、さらに聾文化も少しだけ学びます。これは聾者に全く会ったことがない人向けなので、例えば聾のパーティーってどんなのだと思いますか?暗い部屋で音楽が鳴ってる中で会話したり踊ったりする聴者のパーティーとは何が違いますか?とか聾の人に袖をつかまれたらこれはどういう意味ですか?とかそういうのです。最初の2回の授業は聴者の先生で、3回目以降は聾者の先生でした。ゲームでお互いの持ち物とかをたずねあったり、ロールプレイでやりとりします。結構楽しいですよ!

AUSLAN2はAUSLAN1をより細かく深く勉強するもの。オーストラリアの地名やスポーツなどもっと単語数が増えます。さらに口型(手の動きに伴う口の動き)やCL(基本の手話だけでなく空間を踏まえたうえで表現が少しずつ変わってくる手話のバリエーション)などもちょこっとやります。日本手話でも日本語にない表現ってあるんですよね。例えば胸のあたりに手のひらを自分に向けておいてそれを上に動かすと同時に手のひらを上にひっくり返すように払う手話。これって「なにこれー?!」みたいなニュアンスなんですけど、期待はずれだったとき(いい意味でも悪い意味でも)やびっくりしたときに使います。自分がカフェで頼んだケーキがイメージとちがって「えー?!」って時、飲み会に不参加と連絡した友人が待ち合わせ場所に現れて「なんだ、いるじゃん!」って時とかに使えるんですが、こういう音声言語では一言で言えない手話ってどの手話にもあって、そういうのもちょこっと勉強できます。それから空間を表現する。これって聴者は苦手なんですよね。部屋の間取りや地図を手話のみで伝えます。そういう練習も少しできますよ。あとは同じ鞄でも取っ手の長いハンドバッグ、スーツケース、ブリーフケース、リュックサックなどで手話が変わってくるということなども学べます。

私が通っていたコースは夜間のコースで1コース7週間、週に一回コースで、5回以上出席すると出席証明書みたいのがもらえます。修了証に近いのですが、これはべつに資格とかにはならないタイプの証明証です。
全部で7回、短いです・・・。料金はオージー料金で$145だったと思います。これはオーストラリア人(永住権を持っている人)向けの金額らしくて、本当は一時居住者だと値段が違うらしいのですが、私はそんなこと全然知らなくて、申し込んだときもネットで住所とか料金の支払い方法を選ぶくらいで、永住権やビザのコピーを送れとか言われませんでした。申し込みは結構簡単で、NSW州の聾教育ネットワークのホームページで自分の通いたい地域の場所を選んで料金の支払い方法(クレジットとか)を選んで、終了です。最初の授業までになにも連絡がなければ受理されたってことで授業に行きます。オフィスの電話番号とかも乗ってるので申し込み締め切りぎりぎりだけど、まだ申し込めるかな?とかの問い合わせもできます。コースが始まる1週間前までに申し込みをする必要があるらしいのですが、私はAUSLAN1の時にコースの情報を見つけたのが遅くてオフィスにまだ申し込みできるかと問い合わせたことがありました。その場で行きたいコースの場所を言うと「まだ大丈夫ですから通常通りにホームページから申し込んでください。その後にメールで登録終了の旨と授業料の領収証が届きますから。」とあっさり終了でした。

コースには以前AUSLANをかじったことがある人や半難聴の人、まったくAUSLANを知らない人など様々な人がいます。私も方耳難聴(というか聞こえない)のですが、同じ状況で方耳に補聴器つけてる人もいるのを知って「結構進んでるなぁ」とか思いました。日本でも方耳難聴の人は重度でないにしても障害がある人とみなされてほしいものです。

実はこっちに書いておいて長くなったので、次の記事で、聴覚障害についてちらっと書いてみたいと思います。
とりあえず、AUSLAN その2は終了です~。

オーストラリアのスキンケア その2

暇があると立て続けに更新したくなるChewyです音譜

さてさて以前こちらでも基礎化粧品について書いたことがあるのですが、それの続きというか更新バージョンです。

まず、トナー(化粧水)がないないと騒いでおりましたがやっと潤いが感じられるオージー化粧水を発見したのであります!それがこちら。

Simple Toner

どうもイギリスのらしいですね。えぇ。
これはあまり保湿力とかはないんですが、肌にゴクゴク飲まれる感じで本当に浸透力がいいと思います。
しかもビタミンとか入ってて香料・着色料・刺激の強い化学物質全て無配合というやさし~い化粧水でございます。

まぁ水分補給は重ねづけで(私は基本的に4回くらいは重ねます)セラム(美容液)の前の下準備ってかんじでしょうか?

こちらの大手ディスカウントショップ(日本で言うとドンキのスーパーマーケット版みたいなの)があって、そこでは独自のブランドを出しているのですが、そのスキンケア商品も使ってみました。

LACURA(ラキューラ)っていうブランドらしいです。

アンチエイジングセラム
インテンシブセラム(海藻エキス配合)
目元クリーム(コエンザイムQ10配合)
マイルドタイプのふき取り化粧水(マイルドアンドケアリング)

��アンチエイジングセラム以外の商品は各数種類あって、例えば目元クリームで同じようなパッケージで配合成分がすこし違ってたりするものがあります。なのでここでは主な配合成分を出して見分けがつくようにしました。)

と使ってみたのですが、好感が持てたのはアンチエイジングセラムと目元クリームです。
インテンシブセラムはセラムなのにクリームみたいなテクスチャで「おいおい、こんなので浸透力いいの?!」と不安にさせる感じ。案の定はだに浸透していく感はあまりなく、肌の上にとどまって保湿をしている感じ。それじゃーセラムといえぬだろが!という第一印象。結局外国製品にありがちな強い化粧品臭とあまり効果が実感できず、最後まで使い切りましたがリピはない感じです。肌に合わないわけでもなかったけど「これいい!」って商品でもなかったので。。。

アンチエイジングクリームは結構サラサラのテクスチャーで肌にすぐ吸収される感じがあり、第一印象はなかなかよし。そこまでの保湿力は感じなかったもののそれなりに使えたという感じです。香りもインテンシブセラムよりすこし穏やかな香り。エアレスポンプで酸化防止!なかなかいい作りでした。でもアンチエイジングなのにしわには効果がありませんでした。あくまで気休めかな。

目元クリームもしわへの効果は不明です。私はまだ目元にあまりしわがないので(あったら困る!24歳で!)どうかはわかりませんが、ほかの部位の小じわで試したところ、これまた効果は感じられず・・・。やっぱり安い化粧品ではアンチエイジングは期待するなということでしょうか?
でも目元のむくみとりのときに潤滑剤のような感じで使ってます。程よく伸びるし目元の乾燥をある程度防ぐのはこれでOKです。ただ皮剥けとかの重症度の高い乾燥には効きません。あくまで乾燥防止くらいのレベルです。

化粧水はかもなく不可もなくです。マイルドでアルコール無配合だったのでこれはもしかして普通に保湿化粧水として使える?と期待していたのですが、洗濯洗剤のような匂いとあまり保湿を感じなかったのでふき取り化粧水として使っています。といってもふき取り化粧水ってあまり使わないので(別にメイクがよく落ちるわけでもなし)なかなか減りません。

レビューになってしまいましたが。。。あはは~。

私のスキンケアのルーティンは

��.メイク落としはめんどくさいのでシートタイプを使用。(シートが厚手でごわごわしないやつを選ぶ)
アイメイクはリムーバーで落としてからのほうが楽。

��.化粧水でメイク落としの残りをふき取る。そのあと手でハンドプレスしながら重ねづけで保湿。

��.セラムをつける。(現在セラムが切れちゃったのでスキップ)

��.目元クリームでマッサージ&保護。

��.クリームか乳液かモイスチュライザーで保湿。(その日の肌の調子や気分で使い分け)

��.乾燥が気になるときはローズヒップオイルでふたをする。部分使いあり。

ってかんじです。オイルは最近使わなくなってきていて、目元クリームもたまに忘れちゃったりします。
スキンケアは最近肌に合わせて変える派になってきました。

日本から送ってもらったビオデルマのセンシビオシリーズ(化粧落としから保湿クリーム、アイクリームまで)を主に使いつつ、これまた日本から送ってもらったアルージェの化粧水と保湿クリーム、それから上記で紹介したSimpleの化粧水と以前の記事でも書いた敏感肌用の全身ローションQVとローズヒップオイルをとっかえひっかえで使ってます。結構めんどくさいけど、最近肌がストレスとかに弱くなっている気がして、すぐにほっぺたに赤い斑点(ニキビとは別で、湿疹っぽいかんじ)とか口元に痒くて赤みを帯びた部分ができたりしてアレルギーっぽくなったりすることが増えたので、気を使っています。でもたくさんの化粧品をつけて悪化させるのもいやなので、たまに化粧水とQVだけって時もあります。あまりいじくるのも良くないですよね叫び
でもローズヒップオイルはいいですよ~。これは効果を感じたのでまた別記事で書きますね。

というわけでお肌の近況報告でした。いや~、こっちだと日本以上にスキンケアで合うのを探すのって難しいなぁ~ガーンオーストラリアに移住した女性たちはどうしてるんだろう?日本の化粧品ってこっちだと驚くほど高いしなぁ~。

2011年10月9日日曜日

自分磨きの英会話は贅沢

最近(結構前から)英会話とかを自分磨き!っていって頑張るOLさんとかいますよね?私、それって贅沢だと思うんです。もちろん英会話とか反対じゃないですよ!もうたくさんやって英語しゃべれるようになって!って思います。「日本人は英語読めるけどほんとしゃべれないよね!」って海外に行くと本当によく言われます。今でもたくさん言われます。そういう日本人のイメージを覆したい!最近は幼稚園(私立)から英語とかあるじゃないですか!すごいな~、恵まれてるなぁって思います。私は両親が国際的なわけでもなく、言語にも頓着がなく、本当にごく普通(いや、ある意味普通でない)な両親だったので、若いころは「私をインターナショナルスクールに入れてくれていたら私はどんなに優秀だったろう!」とか思ってましたが、今思うとそんなことできるのって本当に限られた恵まれた人だけです。私は別な意味で恵まれていました(遠くの高校にも行かせてもらえたし、海外に自由にいかせてくれる理解のある両親がいます)。
それで、話はもとにもどりますが、私にとって「英語ができる」というのは日本にいたときは特技でしたが、こちらでは完全にツールです。そりゃ、発音が良かったりコミュニケーションがスムーズなら「うまいわね!」ぐらい言われますが、こちらでは英語ができてあたりまえ(と言い切れない部分もあるのですが・・・。)、日本なら自慢できるものもここではなんでもなくなってしまいます。日本語ができるというのもありがたがられる時もありますが、そりゃネイティブスピーカーだからね。。w当たり前ですね。そうなるとやはり英語・日本語以外に他の語学ができるととても便利です。フランス語とかスペイン語なんかメジャーですよね。でもそれらの第三外国語もあくまでツールなんです。
日本だと単一言語・単一人種の国ですから外国語ができればそれは何でも「特技」になってしまいます。でも私はやはり言語はツールだと思っています。いくら言語に長けていても話す内容が頭空っぽちゃん丸出しなんて恥ずかしすぎます。さらにこちらで生活していくには欠かせない「標準装備」の一部です。必須なんです。
そうなると「自分磨きの英会話」はやはり贅沢に感じます。必要がないのに自分の価値を上げるための英会話。贅沢だと思いませんか?そして「自分磨きの英会話」をしている人はどうか「英会話を使って話す内容も自分磨きのうち」と思って色々なことを勉強していただきたい!!政治とかお堅い話でなくてもいいんです。自分に興味があることとかでいいんです。それを英語でアツく語れるようになって初めて「自分磨きの英会話」が生きてくると思います。高々24歳の小娘がなにを・・と鼻で笑われているかもしれません。でもこれを海外で生活して実感しました。英語ができるというだけの人の話は疲れるんです。内容がないんです。「結局何がいいたいの?」となってしまうのです。これは日本人だけの問題ではないのかもしれませんが、これは往々にして日本人に多い気がします。なんせ日本人の思考は英語=特技ですからね。ですからぜひ世界を相手にしてやろうと思ってる方がいたら英会話だけでなく英会話を使って話す内容にも力を入れてみてください!!

世界のいたるところにはには必要に迫られて外国語をマスターしようとする人が大勢います。さらにそのうちのいくらかはどんなに努力しても色々な困難のせいでその外国語を使いこなせないままです。そういう人たちは仕方なく、または自ら選んで外国語を話さなくてもいいように自分の母語のコミュニティーという小さな小さな社会から出ることなく一生を終えるのです。
そう考えると必須でもないものを自らお金を出して勉強するのってやっぱりラグジュアリ(贅沢)だなぁ・・・。

と思うChewyなのでした。

シドニーでまたもやプー太郎

お久しぶりな更新となってしまいましたが、Chewyですさくらんぼ
皆さまお元気でしょうか?日本は秋深まる一方でシドニーは雨降ったりかんかん照りだったり不安定なお天気が続いていますがサマータイムも始まり夏の到来を感じます。

何といっても洗濯ものが乾きやすくなった!(主婦発言)
でも本当です!
シドニーは基本的に常に乾燥していますが、冬はやはり洗濯ものが乾きにくいもの。
でも夏になると下手すると午前中だけでパリッパリになるくらい乾いちゃうんです。すごいぞ、太陽パワー!
話変わりますが太陽のにおいって大好き!ラブラブ
お日様に当てたお布団とかってものすごくいいにおいしませんか?アパートでは布団を干すスペースがなかなかなくてしかもベッドなのでお日様フカフカお布団とはご無沙汰ですが、私はあの匂いって大好きです。

さてさてタイトルはプー太郎ってことで、わたくし以前のめがね屋さん辞めました。
といってもビザの規定で6カ月以上同じところで働けないってルールなので、これは仕方なくって感じです。
職場の人もとってもいい人たちばかりだし、通勤も簡単だったので好きだったんですけどね。。。しょぼーん。
同じショッピングモールの中で履歴書配ったりしましたけど、あまり効果なし。やっぱりビザの有効期限があと2カ月なので、しょうがないですね。
もちろんワーホリビザが切れてもパートナービザを申告してオーストラリアに居座り続ける予定ですよ得意げ

話はだいぶ前にさかのぼりますが、8月中旬からその月末までアメリカの友人(かつてのホストファミリー)の結婚式のためにオレゴン州に行ってきました。
花嫁付添人代表(Maid of Honor)なんて初めてやって結婚式当日はへとへとでした。アメリカでは花嫁付添人代表は通常姉妹がやるものらしいのですが、花嫁は私を「日本のシスター!」といってその大役を私に任せてくれました。それに応えようと私も頑張りました。式の準備として、ドレスの採寸(花嫁付添人代表と花嫁付添人たちはみんなおそろいっぽいドレスを着るのが伝統的です)や、式に使う小物の準備、飾り付けなどを手伝いました。
人生で初めてネイルサロンでアクリルネイルもしてもらいました! ペディキュアもフレンチで揃えちゃったりしてかなり女度高めアップだった私!
当日の式もうまくいったし、私は式に来ていた子供たちのお世話役みたいになっちゃってましたが、それはそれで楽しかったです。

本当はもっともっとアメリカのホストファミリーと時間を過ごしたかったけど、私も仕事の関係もあり、1週間半の滞在を満喫しました。ちなみに今年はオレゴンで誕生日を迎えました。もうわたくし24歳です。早いなぁ。。。まだ気持ちは10代です。本当に。。。。そしていまだに海外だと身分証明が必要です。童顔です・・・ハイ。アジア人なんだからしゃーない!!

そしてシドニーに帰ってきて仕事にも戻りましたが、それも上記のビザの規定で2週間で退職。
むーーーー。プー太郎。そしていろいろ履歴書配りなど試しては見たもののプー太郎のまま今に至ります。
現在は専業主婦状態です。日々料理や洗濯などをまめにしたり、暇なときは本(頑張って洋書にトライ!)でも読んでます。今読んでる本はPay It Forwardでこれは映画にもなってて映画が好きだったので本を買ってみました。特売だったし・・w映画と本って大体詳細が違うんですけど、これもそうで、映画と結構違うところがあってこれはこれで楽しんでます。
今まで洋書はファンタジー系と聖書しか読んだことなくって、アバラットとかアルテミスファウルとかばっかりシリーズで読んでたんですが、今回まじめな洋書に挑戦です。ハリポタはうーん、、、原語で読むほどハマらなかったなぁ・・。グッズは集めてたけどwwアバラットとか世界観がブアーって広がってる本が好きです。人生で一番気に入ってるのは聖書。。じゃなくって、ミヒャエルエンデのはてしない物語です。あれは何度読んでも泣けるしわくわくするんです。もう日本語版と英語版も合わせると6回は読み返してるかな?お話長いんでめっちゃ時間かかるけど本当に好きな本です。私の初恋の人は(ルパン三世と同等に)はてしない物語のアトレーユです。

まじめな本ってどうしても読んでてこんがらがってきて断念しちゃうんですよね・・・。でもこのPay It Forwardが終わったらボーンコレクター(これも映画化されてます)読みます。映画化されてるのは話の大筋がわかるし、ジャンルが得意なものでなくてもシーンを想像しやすいのでとっつきやすいですよね。推理物、サスペンス系とかは苦手です。頭がついてかないんです。。馬鹿なんで。。。。ショック!アニメとか映画とかの推理系は好きなんですが、本となるとわくわく感の持続がなかなかできなくて、次に続きを読むときに読み返したりしないと忘れちゃったりしてて。。。(単細胞みたいw)頭の中でビジュアルで描けないと内容が飲み込めないタイプです。うーん、そういうタイプの人っていますよね。文字で言葉が浮かぶんじゃなくって物事のイメージがビジュアルで浮かぶ人。私たぶんそういうタイプなんだと思います。だからマルチリンガルに適してる脳だと思います。よく「あなたは日本語やら英語やらロシア語やら手話やらと多くの言語をしゃべったりするけど、本当のところ考えてるのは何語なの??」って聞かれるのですが、正直何語でもないんです。概念で考えてるので、英語の時は英語で考えてますし、日本語の時は日本語で考えてます。なので言語がごちゃごちゃになることもけっこうあります。「あ~、これってロシア語だとしっくり来るけど英語も日本語もいい訳がなくて伝えきれない!」とかしょっちゅうつぶやいてます。ツイッターじゃなくてほんとのつぶやきですよw
話が脱線しましたが、最近読書を楽しんでおります。そして同時にロシア語を忘れぬよう、問題集を買ったりしてそれをチミチミ勉強してます。
日本語と英語の翻訳国家試験がオーストラリアにはあるのでそれの勉強もこれから開始します。結構難しそうです。これはまた別のテーマで書きますねニコニコ